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ひとつだけ、を探して

自担ってなんであんなにキラキラしてるの。

映画「母と暮せば」感想①

12/19 Saturday

 

二宮和也主演の映画「母と暮らせば」を観に行ってきました。

この日は妖怪ウォッチやスターウォーズやorangeで人が沢山いたので

18:00という少し遅い回を観たのですが驚くほどに席がガラガラとしていました。

私は友達と二人で観に行ったのですが、ご年配の夫婦、30代の夫婦、20代の女性二人、あとお一人様客が何名かといったところでした。やはり原爆や戦争モノがモチーフになっていると観る人が限られてしまうのが現実なんでしょうか…それはそれですごく悲しいです、が。その分ゆったり人目を気にせず観れたのでよかったです。

 

感想。(ネタバレ含みます)

 

映画観賞中は頭痛が酷かったもので、シーンがあちらこちらに飛んで順序が合わない場合もありますが、自分なりにまとめてみました。

 

 

涙なしでは見られない母と子の物語。本編中はずっと泣きました。

予告でみる映像よりも遥かに迫力があり、映画館特有のサウンドの重厚感が見事に作品に生かされていました。NEWS ZEROで流れた最初の原爆のシーン。テレビで見るよりもよっぽど迫力がありました。あれはほんの一瞬のことでした。周りが突如白い光に包まれて、キーンとした音が鳴ったと思ったら、視界が突然覆われるような、ただ地響きや瓦礫が散乱し何もかもが吹き飛ばされていく。映画館で観るとその迫力を体全面で感じました。

 

(原爆で亡くなってしまう前、朝家を出て学校に向かう浩二役の二宮さんの姿が30代とは思えないほど少年のようで生き生きしていて可愛らしかった印象があります。)

 

シーンが変わり、舞台は3年後の長崎。いつもと変わりなく暮らしていた母・伸子(吉永小百合さん)の前に突如として息子・浩二(二宮和也さん)が現れます。そこから今、皆はどうしているのか、町子(黒木華さん)はどうしているのかなどを話していきます。

息子の浩二を見つけた時の伸子の表情や声がとても丁寧で優しくて、その再会のシーンだけでも感動してしまうほどでした。

二人の会話の中で、生前の浩二の記憶について回想のシーンがいくつかありました。その回想シーンで若き頃の浩二と町子のシーンがよく思い出されていました。浩二役の二宮さんと町子役の黒木さんが一緒に写ってるシーンはこの回想シーンがほとんどでした。原爆から3年後の長崎では、亡霊となった浩二は今も生きている町子に姿が見えないとおっしゃっていましたが、浩二自身が町子を見ないようにしているとのことでした。会ってしまったらきっと綺麗になっているんだろうな、って町子のことを想いながら気に掛ける浩二がなんとも可愛らしかったです。浩二が亡くなってしまってもお互いにお互いのことを想い続ける姿が現代の長崎の方でも描かれていて、二人の愛の一途さを感じました。

ですが、そんな二人を母・伸子はとても気にかけている様子でした。浩二が亡くなってしまったのに町子は今も尚、浩二を想い続け、伸子に毎日顔を出しているし、自分は町子に負担をかけてしまっているのではと思っていたのです。浩二を想う気持ちがあるから私のことも気にかけてくれて、ずっとこのままでは町子の幸せにはならないと悟ったのです。なので伸子は町子に、2階にある浩二の部屋で町子に「あの子のことは、もう諦めてもらってもいいのよ」と語りかけるように言いました。ですが町子は「そんなこと言わんといてください」と、浩二への気持ちは伸子が思っていた以上に大きいものでした。そして町子が居なくなった後、浩二は再び伸子の前に姿を現します。そこで町子に言ったように浩二にも町子のことを諦めるように諭しました。「町子の眼鏡に敵う人が居れば、町子にはその人と結婚して幸せになってもらいたい」と。ですが、浩二はそれを聞き、「町子の眼鏡に敵うのは僕しかいない」と強く主張しました。町子が浩二を想う気持ちは今でも変わらないのと同じように、浩二が町子のことを想い続けている気持ちが描写されているような気がしました。その時浩二はスッと伸子の前から消えてしまいました。どうやら泣くと姿を消してしまうようです。

 

長くなってしまったので今回はここまで。